東京大学のアルバート・アイラー

を読み終えた。
素晴らしいジャズ/近代音楽史
音楽好きには絶対お薦めの1冊。


菊地 成孔さん, 大谷 能生さんというジャズ(?)ミュージシャンとして
音楽の作り方(音楽理論?)から見た音楽史
2004年4月から7月までの東大での講義録。
12音平均律からバークリー・メソッド、ジャズ、ポップス、MIDIまでの話。
時代と共に、音楽、音楽理論が如何に変わってきたかの講義。
講義中にかけた音楽も紹介。


フリージャズとインプロの違いを意識していなかったが、
この本で判った。


講義録なので、”えー”とか”(笑)”まで入っていて
始めは少々読み難い。
慣れると平気になるが、少々冗長さは感じる。


この本は2004年前期の講義録で、
後期にはブルースの話もあるようです。
後期を読みたいが、まで出版に至っていないようです。
しかし、この講義は聴いてみたかった。


冗長さを取り除いて、
もっと分析的な年表などと
紹介している音楽までが付いていると
素晴らしい近代音楽史教科書になると思う。


菊地さんを生で聞いたことがないが、
アバンギャルド系の人だと思っていたが、
マイルスが大好きなようです。
文中にマイルスの紹介、分析が沢山でてきて、
またマイルスを聞いてみようかと思っています。
我が家のマイルスはレコードだからな。
マイルスの本も読んでみたくなった。
特に自叙伝と言うのは、当書籍で何回か言及されています。
しかしマイルス本は中山さんの著作、翻訳ばかりだな。
自叙伝も中山さん翻訳。
中山さんはマイルス好きだからな、お陰で間近で見れたが。