現代音楽とジャズの融合?

緑化計画 翠川敬基(vc)喜多直毅(vl)平松加奈(vl)会田桃子(vl)早川岳晴(b)@アケタの店


1曲目は完全に現代音楽風に始まった。
まるでドミニク・デュバルのCT Strings Quartetという感じ。
20分ほどの演奏だが、譜面はA41枚程度。
ヘッドアレンジで始め方などを決めているので、
弦楽だけでの演奏なので現代音楽風になってしまうが、
テーマ以降は、演奏方法はジャズ的にアドリブのようだ。
緩急自在というか、緊張感とゆったり感と、音の掛け合い、
誰かのきっかけの音で、全員が盛り上がっていき、そのうちに静まって行き
と、全くジャズ、フリージャズ的に手法での演奏スタイル。
弦楽器なのでメロディが時々中近東風になったり中国的になったりという面白さもある。


2曲目は、少々ひょうきんな音運びから始まるが、
段々と緊張感のある演奏から、掛け合いの音楽に変わっていく。


1stステージ、2ndステージともに3曲ほどで各曲は15分から20分程度。
翠川さんのヘッドアレンジで曲は始まるが、喜多さんがリードしてい部分も多いように思えた。


緑化計画の普段のメンバーではないそうで、初めての組み合わせとのこと。
今後は、このメンバーでの演奏があるかどうかも不明とのこと。
たまたま、あけたに聞きに行き、非常に素晴らしい音楽を聴けるチャンスに恵まれた。
演奏者も演奏が凄く楽しかったようだし、今後もこの面子で演奏をして欲しい。


久々に聞いた翠川さんの演奏だったが、久々に真面目に演奏している様子をみた。
早川さんのウッドベースも久々だが、エレキより良かった。


今後も、このメンバーでの演奏を聞きたい。
こういう組み合わせにグループは日本では珍しいと思う。