レコードで自宅ジャズ喫茶

ベイシーで聞いたレコードの影響か、今日もレコードで音楽


・First Meeting' of Blues Giants(日本盤:ブルースの巨人達)
ライトニン・ホプキンス、ブラウニーマギー、サニー・テリー、ビッグ・ジョー・ウイリアムス WP-8626
ジャケット裏の解説では1960年の録音だそうだ。
1978年にビッグ・ジョー以外の3人で来日、中野サンプラザで聞いた。
凄い連中を聞いたもんだい。
ライトニンを日本で見れるとは思っていなかったから、当時は来日に驚いた。
このレコードは、日本盤だが、結構厚い盤で、赤く透明の盤で、
昔はこんなレコードを良く見かけたものだ。最近は、この手のレコード盤は見かけない。
Amazon.co.jpではない様子。この録音も面白いのにな。



イン・メールス’81/井上敬三
1981年のメールス録音。
ジャケットの敬三さんが若い。
敬三さんが亡くなって何年経つのか。
A面は敬三さんのソロだけ。
板倉さんのホームぺエージを作って、
次に敬三さんのホームページを作って親しく話をさせてもらったから、
多分1996年頃。
この録音でも結構激しいソロを取っている。演奏も新鮮だ。
当時は板倉さんとDUOでの演奏をよくしていた。
InFが保谷にあった当時で、2人で駅まで歩いて帰る後姿を見送った覚えがある。
90歳までフリージャズを演奏するんだと言っていたのに、2002年に亡くなった。
敬三さんが好きな写真だということで、ホームページに掲載した写真。

井上敬三



Patented by Edison ~ Harry Edison
ハリー・スウィーツ・エディソンの甘い音楽。
音楽もカッコいいし、トランペットを分解した写真のジャケットがしゃれている。
ベイシーで掛けると音が違うんだろうな。
幸いにしてAmazon.co.jpでCDでもいまだに発売されている様子。
Amazonのこの写真は少々赤やけしているが、
私のレコードは日本盤でもっと黄土色ぽい。
女房は有名なレコードと言っている。
メンバーはトミフラ、ジミー・フォレスト、エルビン、チャーリー・ポッター
少々異質に思えるが、エルビンで正しいようだ。



At the Village Vanguard ~ Great Jazz Trio
1977年の録音のレコードだが、発売当時から録音の音が良くて有名なレコード。
Tony WilliamsはMiles Smilesでのシンバルンが素晴らしかったのが、
このレコードではバスドラが結構ドスンドスンと来る。
しかしピアノのバックでは、バスドラが少々でるぎる嫌いもあるかな。
ハンク・ジョーンズも良い。
ロン・カーターはいつものように、バックのベーシストと言う感じで、まあまあ。



Pisa 1980: Improvisors' Symposium
こんな、どフリーの録音がCDになってAmazon.Co.Jpで販売していることに驚き。
1980年にEvan Parker主体に集められたPisaでの演奏。
A面は、Evan ParkerとGeorge LewisのDUO2曲とDerek BailyとMaarten AltenaのDUO1曲。
インプロの特徴である、始めは相手の様子を見ながらゆっくりと演奏していき、
段々と上り詰めていき、バトル風演奏なる部分など、結構凄い演奏。
George Lewisのノンブレスと思われる奏法なども凄い。
自分の感性だけで演奏する訳だから、歌と同じように、演奏者の本質が判り易いように思う。
凄いソプラノ・サックス奏者がいるということで、
Evan Parkerが来日して、東京の日本青年館で演奏した時と、この録音は同時期のようだ。
Derek BailyとMaarten AltenaのDUOも面白い。
少々神経質そうなDerek Bailyの演奏に、対抗するように演奏するMaarten Altenaのベース。



・Strayhorn / A Mitchell-Ruff Interpretation
Willie Ruff(French Horn)とDwike Mitchell(p)のDUOが
Billy Strayhornの曲を演奏したレコード。
エリントンのTake The A Trainから始める。
やはり、この曲はカッコいい。
2曲目のPassion FlowerもFrench Hornの素晴らしい。
また3曲目のSuite for The DUOが、カッコいいDwike Mitchellのピアノから入る。
このピアノ演奏にかぶさるようにFrench Hornが入ってくる。
曲も良いし、演奏も良い。
このDUOの他のCDはあるが、
残念ながら、このレコードはCD化されていないのか、Amazon.co.jpにはない。


The Mitchell Ruff DuoについてWillie Ruffが書いた彼のサイト



Zoot Sims&Bucky Pizzarelli / Summun
このレコードもAmazon.co.jpにはない。
ZootとBucky Pizzarelliの少々甘いDUO。
結構粋で好きなんだが。
余りないだろうと思って、
銀座ジャズカントリーだかボロンテールだかで話たら、レコードあるよといわれてしまった。
ボロンでは聞いたように思う。
ボロンで聞いたときには、余り良いと思わなかったが、
今でも我が家では良く聞こえるが、
何が違うのか?
音もそんなに小さくはないが、何か???????
女房が結婚前にはZootが嫌いだと言っていたが、
このレコードを聴いてからZootも良いなと言い出した。


このレコードを、GoogleとかAmazon.comなどで探しまわる。
見当たらない。
1975年のニューヨークでの録音。
私のレコードは再発と思われるAheadのGP 346。


記録を発見。
それも日本語のズート・シムズ・ディスコグラフィーから、

Zoot Sims - Bucky Pizzarelli Duo
Zoot Sims (ts) Bucky Pizzarelli (g)
NYC, August, 1976 or April, 1975
What Is This Thing Called Love? Classic Jazz CJ 21; Ahead (F) 33.752; Music Minus One MMO 672
Tooz Blues -
Not So Deep -
Take Ten -
Mynah Blooze -
Watch What Happens Classic Jazz CJ 21; Ahead (F) 33.752
There Will Never Be Another You -
Willow Weep For Me -
*1224409136: Zoot Sims And Friend (Classic Jazz CJ 21)
*1224409137: Zoot Sims/Bucky Pizzarelli - Summun (Ahead (F) 33.752)
*1224409138: Zoot Sims/Bucky Pizzarelli - Famous Solos (Music Minus One MMO 672)

ということで、私のレコードは再発ではない様子。



ジャケット写真も発見。
このサイトは、ジャズレコードのアルバムジャケットだけを紹介している様子。




Tom Waits / Blue Valentine

大昔のTom Waitsは大好きだった。
ロスアンゼルスの酔っ払いがピアノを弾きながら歌っている様子。
その後、ジム・ジャームッシュの映画で俳優としても売れ始め、
数年前に買ったCDでは少々イメージの違うTom Waitsだった。
このレコードの当時(1978年が発売の様子)は、Tom Waitsもそんなに知られてなく、
だび声の歌声にしびれたものだ。
このレコードを買って、いつもの歌舞伎町のゴールデン街入り口のバーで掛けていたら、
入ってきた酔っ払いに、何だ気持ち悪い歌はと言われてしまった。
一般受けはしない歌手のようだが、
Tom Waitsを聞くと、いつも泣けてしまう。
こんなに良い歌なのに。
Amazon.co.jpでは中古だがレコードもあるようだ。



Out to Lunch
今日は最後にOut To Lunch。
Dolphyでは、このレコードが一番好きだ。
Eric Dolphyも素晴らしいが、バイブのBobby Huthcersonのガーンという入り方が凄い。
バンゲルダーの録音も素晴らしい。
この録音の当時では、斬新な演奏だったのだと思うが。
Tony Williams(このレコードでは未だAnthonyになっている)のシンバルン、ブラシも良い。