1969年の時代を思う 69 sixty nine

◎ 69 sixty nine [DVD]


《原作》 村上 龍
《脚本》 宮藤官九郎
《監督》 李 相日
《出演》 妻夫木聡 安藤政信 金井勇太 太田莉菜 柴田恭平


録画しておいた昨夜(?)のテレビ放映された”69 sixty nine”を見た。


1969年の村上龍の高校生時代の自叙伝的小説が原作だそうだ。
話は非常に面白く、1969年の活発な高校生活を映画にしている。
原作だけでなく、脚本が可也良いように思うし、演技も良いが、
丁寧に描いている監督が良かったのだろう。


主人公がロックバンドに参加しているためもあって、
クリーム、ジャニスなど当時の音楽もいっぱい。
面白さもいっぱい。


当時は流行っていた学生運動に影響されて、高校をバリケード封鎖する話なども
面白おかしく描いている。
校長の机の上でウン●をする場面で、バックにジャニスが流れたりと。


内容的に面白いだけでなく、同じ年代の人からすると共感を持てる部分が多い。
特に学校の先生の横暴さへの反抗は、同感。
あの時代、今も同じかも知れないが、の先生は本質を教えようというのではなく、
単に勉強の出来る、反抗しない生徒を育てようとしていたように思う。
私の学校でも、白い上履きのふちに細い線が入っているのがいけない、
そのために、毎日のように学年全員を並ばせて検査をするなど、
ばかげた先生の発想だと思うことが多かった。
まあ、何十年も経った今では先生とも仲良くなったが。


AmazonでDVDの評価を見ると、妻夫木聡・安藤政信 in 69 ~映画という名の終わらない祭り~ [DVD]が面白そう。
69のメイキングだが、撮影の苦労などが描かれていて、
映画家を目指す人は絶対に見るべきとのカスタマーレビューもある。
これを見てみたい。


Youtubeにもいくつかビデオがある。
69 sixty nine 予告


原作も読んでみようと思う。
しかし、映画が良いと原作が面白くなく、原作が良いと逆に映画が悪い、などがあるからな。


参考:
69 sixty nine (文春文庫) (文庫) 原作
69 sixty nine [DVD] 映画
妻夫木聡・安藤政信 in 69 ~映画という名の終わらない祭り~ [DVD] メイキングビデオ
69 sixty nine プレミアムセット [DVD]
Youtubeを”妻夫木聡 69”で検索
KEN&ADAMA -69 sixty nine- 妻夫木聡×安藤政信 (単行本) 撮影の写真集