久々に敬三さん

◎ 井上敬三イン・メールス’81 / TRIO PAP-25010


昨夜、ジャズ少々で敬三さんの話もしたので。
ギュンター・クリストマン、ポール・ローヴァンスとのトリオでの1981年のメールス。


敬三さんは、2002年1月に肺がんで亡くなった。
もう7年も経った。
でも音楽は残っていて、
このレコードでも素晴らしい演奏が聞ける。
凄いクラリネットの音、演奏。


90歳までフリージャズを演奏するんだと言っていたが、80歳で逝ってしまった。
元気な爺さんだったのに、倒れてからは車椅子で外出も億劫だったようだが
婿さんの助けで、ライブハウスへ演奏に来ていた。
板倉さんの進めで、井上さんの英語ホームページを作ることになり、
渋谷の喫茶店で待ち合わせ。
ベニー・カーターが大好きだと言って、買ってきたCDを見せてくれた。
NHKなどで放映されたビデオも3本貸してくれた。
あのビデオは未だ我が家にあるはず。
オーネット・コールマンのレコードを掛けながら練習する敬三さんが印象的だった。


弟子である坂田明の活躍に刺激されて、
50歳過ぎてから東京でフリージャズデビューし、
不忍池脇でのコンサート中には、池に飛び込んだり
海外でも何回も演奏しに行ったりと
元気な爺さんだった。


その元気な爺さんの素晴らしい演奏。


参考:井上敬三@j-music