やはり役所の処理方法にはムダがあると思う

今朝は近所の支所へ戸籍謄本を取りに行く。


これは区役所の後期高齢者医療制度担当からの
払い戻しか何かの申請書の添付資料として必要となっている。
夫、子供などの相続権を持った人全員が表示されている戸籍謄本と
そこに掲載されている相続権者全員の合意を判子が必要とのこと。


支所の窓口の女性が、後期高齢者医療からの知らせを見てくれて、
改製原戸籍”じゃないと子供が記載されていないとのこと。
これだと750円。戸籍謄本だと450円なのだが。


介護保険の過払い払い戻しの書類にも
私が母の子供であることの証明に戸籍謄本などが必要と言われたので、
同じ書類をコピー。


介護保険課、後期高齢者医療制度課にそれぞれの申請書を送付。


何となく納得いかない。
それぞれが同じような処理。
過払いの払い戻し書類を送ってきて、
払い戻しの申請書(振込先口座情報も)、
相続権者の支払い合意書、
相続権者の確認のための構成謄本など
の提出を要求している。
戸籍謄本は区役所の窓口で申請しないといけない。


なんという処理なのだろう。


住民のデータベースを同じものにすれば、
オヤジと姉妹の同意書を1通だけで、
全てが解決するはず。


この申請だけで終わらずに、
まだ何か別の申請書を出せと、また言って来ると思われる。
少なくとも、年末調整では何らかの対処が必要になるはずだ。


今回はゴールデンウィーク中の休みに処理したから良かったが、
次は特別に休みを取って対処が必要になりそうだ。


それぞれの窓口の担当者は一生懸命にやっているが、
全体の仕掛けが悪い。
全体像を考えずに、それぞれの仕掛けがバラバラに作られている結果だろう。


10年ほど前に通産省が主体になって
EAというEnterprise Architetureという考え方を発表した。
これは業務プロセス、システム化などでは全体最適が必要という考え方。


住民に直接接する区役所などでは、
全体最適が実現できているとは思えない。
住民、窓口担当者に負担をかけている仕組みになっていると思われる。