高齢者の仕事探しは大変

先週、離職票が来たので、書類をそろえてハローワークへ行った。


9時半過ぎに到着し、
結構な人がいたが、新規登録は少なかったのか
登録は1時間で終わった。


登録用紙を確認した人から、
有楽町にある東京人材銀行という組織が、
40歳以上の管理職を対象に就職を斡旋しているというので、
ここにも行った。


その後、しごとセンターというところが
高齢者向けの仕事紹介をしているというので、
次に、ここ(飯田橋)にも行った。


3箇所も回って、判ったこと。


雇用保険は未納付が1年以上あると。それまでの部分は加算されない。
2000年から3年間、フリーのコンサルタントだったので、
この間は雇用保険に加入していない。
結果、雇用保険の加入期間は2003年からの8年になってしまった。
そして、定年退職でも、失業保険の給付期間は90日と短くなった。
実際には、この3年間以外は納付しているので、


●退職時の状況でも失業保険の給付期間が違う
去年までの会社では、嘱託期間が5ヶ月で、
その後上司である部長から延長して欲しいとのことで、
条件を出したが、結局会社の経営状況から受け入れられなかった。


離職票では、嘱託の延長の申し出がなかったとの判定になっていたが、
ハローワークで話を聞くと、この手の話は、延長を希望したというのは
契約を数回更新した場合なので、申し立ての証明が難しいとのことであきらめ。
これだけで、失業保険の給付期間が可也変わってくる。
書類などの残して、対象前に上司、人事部と確認をしておくべきだ。


●求人の年齢制限
法律で、求人の際に年齢制限をしてはいけない、となっているそうで、
求人票では年齢制限が明確に書かれていない。
だが、実際には求人側には対象の年齢があり、
求人の受付で申し込んでも紹介時に断わられるようだ。
担当者も、この年齢が面倒だと言っていた。
ネットでもオフィスでの検索でも年齢制限は表示されない。


年齢制限を想定する方法
・定年が60歳、再雇用65歳の場合は、55歳または59歳以上は難しいのだろう
・対象が59歳までで理由も明記されている求人もある
・対象が64歳までとかだと当然60歳以上でも対象
などかなと今日は思った。


ハローワーク
求人情報の検索するパソコンが並んでいる。
インターネットからの検索でも企業情報などが伏せられているようだ。
ハローワークのシステムは、分類からの一覧表示が主体で
一般の検索がなく、セキュリティなどの仕事を探すのは非常に難しい。


●東京人材銀行:
40歳以上で、管理職、技術職、専門職のフルタイムの就職紹介。
経歴書を公開できるので、企業採用担当から面接の申し出がある場合もあり。
実際に企業の人も数人来て、申込書を提出していた。
自分で作成した経歴書(A42枚)も公開できるので、作成して印刷を提出すべき。


東京しごとセンター
東京都が、東京都の求人だけを扱っているが、
求人のデータ自身はハローワ−クと同じ。
但し、パソコンでの求人検索でなく、
印刷し、職種・地域などで分類したバインダーから探す。
且つ、分類が掃除、運転手、介護などの作業が主体。


飯田橋と多摩にあり、年齢層別の求人紹介
履歴書、経歴書の書き方というセミナーを毎週水曜日午後に開催。
但し、普段履歴書などを作成しない人々向けのようにも思われる。



それぞれで登録後に求人を探してみたが、
システム系、管理職などの求人は少なく、
年齢制限も考えると、この分野での高齢者のチャンスは少ない。


セキュリティという分類は全くなく、
実際にはあるのだろうが、探すためには全ての求人を見る必要があると思われる。


60歳定年が普通で、年金支給は65歳からという
国が作り出した矛盾がもろに影響している。



目的、対象が少々違うが、
複数の組織を作るのは、無駄かとも思える。
官僚が天下り先を作っているようにも思える。



池袋、有楽町、飯田橋と回って疲れた。
失業保険も90日間なので、この間に収入源を確保しないと。