音楽映画を2本観た 『25年目の弦楽四重奏』『サウンド・オブ・ノイズ』

Late Quartet


邦題は、25年目の弦楽四重奏


弦楽四重奏楽団を組んで25年目。
一番年かさのチェロリストが病気と判明し、引退を考える。
ここから25年間に蓄積された不満、葛藤などから解散の危機。


最後は何とか収まって、コンサートを再開。


演奏に途切れなく、難しい演奏という、
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 作品131の演奏中に
チェロリストが弾けなくなり、
聴衆に引退を宣言して、新たなメンバーと舞台上で交代。


カッコいい引退方法。
非常に丁寧に作られた映画だし、
音楽もいいし、
音楽好きにはお勧め。


ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 作品131というのを聴いてみたくなった。



◎ サウンド・オブ・ノイズ


サウンド・オブ・ノイズ 映画公式サイト
http://www.son-movie.com/


街中のいろいろな物を音源として、ゲリラ的に音楽にしてしまう事件が発生。
それを高名な音楽一家出身でありながら音痴の警察官が解決する話。


ストーリーに少々無理というか、理解できない部分もあるが、
音楽としての面白さがある。


変わった音楽映画を観に来る人も音楽趣味が合っているようで、
多くはない観客は、同じ場面で皆笑っていた。


ノイズミュージックという音楽の一分野があり、
この系統の音楽かと思ったが、
ノイズを音楽としてまとめるという意味とは少々違っていた。
でも音楽好きには楽しめる映画。


映画館は新宿駅南口脇のシネマカリテで、
椅子の気持ちよさに感激。
また階段教室のようなつくりで、どの席からも画面を見易そうで、
良い映画館でした。