今年、2015年度の青色申告、確定申告処理のまとめ



昨年の処理と殆ど同じですが、
違う点、気が付いた点など下記に記録。



処理方法のおさらい
1年に1回の処理なので、処理方法が明確に判らないので、
去年の処理のメモ(当記録)や本などを
ざーっと読んでから、処理を開始。



税務署からの確定申告書類の到着を待つ必要なし


税務署からの種類が遅いので、その前週に税務署へ確認すると、
1月22日から郵送開始とのこと。
今年は、1月27日に書類到着。


しかし、必要なのは申請書の番号(多分、個人事業主の番号)だけで
使用する会計ソフト(私の場合は「やよいの青色申告」を使用)が
去年の番号を覚えているので、書類到着を待つ必要はなかった。


税務署の書類到着を待たずに、準備を開始し、処理もできます。



会計ソフトの年度更新を待つ必要あり


しかし青色申告、確定申告処理のためには、
使用している会計ソフトの更新が必要です。
1月下旬にソフト会社からダウンロードの指示が来ます。
申告の処理は、これを待つ必要があります。


「やよいの青色申告」は、今年は1月22日に更新されました。


但し、領収書などの必要書類の整理、会計ソフトの記帳漏れなどの確認は
会計ソフトの更新を待つ必要はありません。
事前に実施できます。



領収書の整理


保存してある領収書を月別に別けて、
不要なA4用紙の裏紙を台紙にして月別に貼り付け。
台紙の頭に、自分の氏名、年度(2015年)月などを記入。
台紙が複数になる場合は、月の後に①、②などと記載。


私の場合は、領収書は少ないので、この整理は簡単です。
今後は毎月適当な時期に作成しようと思います。
領収書の散在などがなくなると思います。



経理ソフトへの記載漏れの確認


経理ソフトから仕訳日記帳を印刷。
先にまとめた領収書と見比べ。
意外と、記載忘れ、領収書の不足などがあります。


領収書が不足の場合は、メールなどから探し出して、
印刷し、領収書の証跡としても保存。



水道光熱費の家事との按分


水道光熱費を按分するために、
女房が保存している家計の領収書から月毎の検針の用紙をあつめ
毎年使っているExcelに月毎の請求額を記入。
クレジットカードで引き降ろしているものもあるので、
クレジットカードの請求書を集め、該当部分の金額をExcelへ。


按分の方法は、自分なりに按分ロジックを事前に決めておきます。
前年のExcelには、既に按分比率が入っています。
今年分は、Excelをコピーして、毎月に光熱費を項目に従って入力するだけです。


按分した金額は、合計で按分として経理ソフトに記帳でも良いようです。
私は、月毎に細分化して記帳しています。


今年は、検針の用紙、クレジットカードの請求書が
数枚見当たらなかった。
今年は、これも毎月にでも、女房から回収・保存したほうが良いようだ。



青色申告と確定申告


やっと少し理解できた青色申告と確定申告の違い。


青色申告は、個人事業主としての収支の決算。
確定申告は、サラリーマン時代と同じように、自分の個人としての申告。


ということで、
青色申告処理では、医療費とか扶養控除とは関係ない。
本来会計ソフトに入っているデータだけで、処理できる。


但し、「やよいの青色申告」など個人事業主を対象とした
会計ソフトでは、個人の確定申告もサポートしてくれているので
この辺がややっこしくなっている。



所得税と控除


自分の収入は1千万とか800万円などと思っていても、
課税対象金額は、少々違う。


国税庁の所得税の税率を見ると判りますが、
課税される所得金額で、税率と控除額が違います。


例えば、800万円の収入があるとすると、
対象金額「695万円を超え900万円以下」では、税率は23%となっていて、控除額が636,000円です。
つまり、
800x23%=184万円
これから63.6万円引かれるので、
120万4千円となります。


ところが、実際には、
課税対象額は800万円でなく、
青色申告をすると、青色申告したことで65万円の控除となっています。


この青色申告で計算した結果の金額に対して、
次に個人の確定申告として処理していくのが、
概念的な流れのようです。


この金額から医療控除、扶養控除などをの控除金額を差し引いた額が、
最終的に課税対象所得金額となります。


独身だとしても38万円が基礎控除されます。
扶養家族になっている奥さんがいれば、38万円の配偶者控除もあります。
このほかに、生命保険、社会保険(私の場合は国民健康保険)、地震保険などが控除されます。
障害者と認定されている父親がいるので、この控除も大きいです。


私の場合は、去年は8か月ほどしか仕事をしてなく
収入も少なかったためもありますが、
課税対象額は195万円以下となり、
税率は5%で、予定納税もしていたので、結局還付となりました。



領収書などの提出証跡


不思議なことに、
個人事業主としての自分の商売での領収書は
青色申告としての提出不要です。
但し、保管義務はあります。


医療費控除のために、医療費の領収書は提出が必要です。
また源泉徴収票医療保険地震保険などの支払証明書の提出は必要です。
これらの証跡は、個人としての確定申告の証跡だと思われます。


つまり、商売としての証跡は信用するので提出不要、
個人としての証跡は、信用していないのか、提出しろ、と言っているようです。



申告書の提出


提出期限は3月15日までです。


去年と同じように、
地元の支所で「税理士による無料申告相談」が2月1日・2日と開催され、
2月1日に提出しました。


2月1日に会場では、100名以上の人が待っている状況で、
提出だけであれば、直ぐ終わりますとのことでしたので
ソフトで印刷し、去年の申告書との比較確認していたので、
そのまま提出しました。



書類の整理・保存


クリアファイルに関連書類をファイル。


提出時に、提出済みのハンコのある確定申告書のコピーを保存。
自分の事業の領収書も保存。
光熱費の按分した元資料、領収書も保存。
領収書の確認で使った、仕訳日記帳の印刷したものも保存。


税務署から届いた確定申告、青色申告の手引きなども
後で参考にすることもあるかと思い、クリアファイルに保存しています。


不要だった領収書は、とりあえず取っておいた方が良いでしょう。


パソコン上のファイルの保存。


私は、会計ソフトで印刷する申告書を一度PDFとして保存し、
これをプリンターで印刷して提出書類としています。
このPDFは後で参照するときに便利です。


途中で使ったExcelもファイルとして保存。
会計ソフトのデータもバックアップとして、ファイルをどこかへ保存。



以上で終了です。
合計で2日間ほどの作業で終了となりました。



段々と、確定申告、税金の話も判ってきました。