パソコン利用方法の進化

1989年にアメリカから帰国して驚いたこと。
皆パソコンのワープロでドキュメントを作成していた。


その前は、
オフィースにパソコンはなく、
メインフレーム接続の端末だけだった。


それでも数人は
メインフレームVM上のCMS
GMLのタグでドキュメントを作成していたが、主流ではなかった。
(このGMLの経験が、1995年から始めたホームページのための、HTML作成に役立った)


1989年の、
ワープロでのドキュメント作成方法は、
手書きで下書きをして、
ワープロで清書するという方法だった。
時間がかかるから止めろと指示したが、
手書きだと字が汚く恥ずかしいと、
ワープロ書きのドキュメントを止めなかった。
手書きの下書きの理由は、
パソコン台数が少なく、常に使えないということもあったようだが。


先日、娘がパソコンで文章を書いている。
宿題の文章を書いている。
でも提出する文章は手書きだという。
要するに、パソコンで文章の推敲している。
今の子は、パソコンで考える時代になっている。


ゲーム世代の子供が育った時には
パソコンアレルギーが無くなっているだろう、
10年程前に言われていたが
本当に変わってきているのか。
まあ、パソコンが幾つもあるというのも理由のようだ。
ちなみに、我が家では、常に使えるPCは3台で、Macが1台。


私も、ここ10年くらいは
パソコンで思考をしている。
問題点などを書き出し、
関連することを書き出し、
適当なところで並べ直し、分類し直し、
ネットでの調査を追加して、
提案書などにまとめ上げる。


パソコンは成果物を作り上げるよりも
考えをまとめていくツールになっている。
頭で、グチャグチャと悩んでいると何も解決しない。
パソコンに向かって、悩みを書き出していくと
自然と回答へと向かっているようだ。