『団塊の世代』

団塊の世代 堺屋太一
去年改定された文春文庫版。


1976年に出版された本だそうだが、読んでいないし、この本が出たのも覚えていない。
今読むと、全く違和感なく現代の話。
前書きで、予測小説と言われているが、確かに素晴らしい、未来予測。
但し、当っているだけに少々悲しくなる。



前書きが面白い。
どうやって未来を予測するか?
「ありえるべき事件−テーマ・マター」をマルコフ過程という手法で算出するらしい。
資料:マルコフ過程 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%95%E9%81%8E%E7%A8%8B


”官僚主導業界協調体制”
昔からある官僚と企業/業界の関係をズバリと言い当てている言葉だなと思う。団塊の世代は流行り言葉になり、今でも生きている言葉なのに、この言葉は聞かない。