35年前の新鮮さ 素晴らしい日本のフリージャズ(現代音楽)オーケストラ

昨夕、帰宅すると女房が珍しくフリージャズを聞いている。
石原康行さんから届いたとのこと。


Shuko Misuno's Jazz Orchestra ' 73  CD:TBM-CD-1801
Shuko Mizuno +Toshiyuki Miyama &The New Herd plus All-star Guests


1973年の演奏で、フリージャズのオーケストラ。
編曲も良いが、各ソロも素晴らしい。
このTBMのジャケットは知っていたが、聞いたことはなかった。
1970年代に、日本でこれだけ素晴らしいフリージャズオーケストラがあったとは知らなかった。
35年前の音楽とは思えない新鮮さ。


水野さんという方は現代音楽の作曲家のようだ。
作曲、編曲も良い。
ニューハードも良いが、ソロを取っているゲストが凄い演奏。
金井英人さん,高柳昌行さんの演奏部分は判るが、
asなどは誰の演奏か判らない。
森剣治さんの演奏を聴いてみたい。


Amazonも調べたが、今は発売されていない様子。
こういう素晴らしい演奏は、残すべきだが、売れないかな。
フリー系とばかり思っていたら、
1曲目が良い。
4曲目は、例のニューハードのサウンドになった。
5曲目では、現代音楽風から集団即興になり、2,3本のペットの音で終わる。
6曲目は、アジア風で始まる。アジア風とか日本風は好きでないが、
後半はエレピとサックスの掛け合いでフリーからファンクロック演奏にと変化。
エレキバイオリンが良い。
ロック風になると思ったら、dsにポンタなどが入っている。
6曲目と7曲目のメンバーは、下記の水野さんサイトかの情報とは少々違う。
かつ1976年の銀座ヤマハでのライブ録音。
7曲目の当時流行ったジャズファンクロックという感じで、余り買えないな。
リズムも曲も当たり前。


曲目:
01 Part1:SHUKO MIZUNO 21:31
Part2:SHUKO MIZUNO
02 a.bluse 4:08
03 b.Autonomy 4:36
04 c.drive  1:13
05 d.Caos 13:14
06 Dum 13:28


演奏者:
日野皓正(tp),森剣治(alto sax),金井英人(b),高柳昌行(guit), ジョー水城(perc.)武田和三,数原晋,岸義和、熱田修二、鳥羽幸二、佐野健一(tp)片岡輝彦、上高政通、早川隆、内田賢英、青木武,戸倉誠一 (trb),小黒和命、木村功(alto.sax)森守,井上誠二(tenor sax),平野繁(baritonesax),佐野博美、佐野正明、四方高志、中村誠一(clarinet)、伊藤晶明(elecbass),四方田勇男 (dr)


参考:
・水野修孝(みずのしゅうこう)のCDの紹介 http://www.shukomizuno.net/mizuno2/PAGE/J_folder/CD_J/CD_J/CD-J_fl.html
・水野修孝 @ Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%87%8E%E4%BF%AE%E5%AD%9D
・現代音楽作曲家『水野修孝のJAZZ ORCHESTRA '73』。水野修孝的オートノミー・フリージャズとしてコレクティブパフォーマンスに妙味感じさせる後半部。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/52262916.html
  (この方は後半がジャズ的と言っている。)
2CHもスレッドがあるようだが、レスポンスがない music.2ch.net/classical/kako/1010/10104/1010422827.html



ジェントル・ノヴェンバー ~ 武田和命も頂いた。
これも有名なTBMの録音だが、聞いたことがない。
武田和命さん自身を聞いたことがない。