高齢者雇用安定法

いい年になってしまった。
57歳になり、会社の人事からまたもメール。
高齢者再雇用制度に登録できるぞとの連絡。
素晴らしい題名。
これに登録すると、60歳の定年後も最大65歳まで雇用の可能とのこと。


でも、中身は、
・60歳までに給料は半分以下に下落
・60歳以後は1年後との雇用契約
・最大で65歳まで契約更新
つまり、60歳までに給料は半額になり、翌年にはいらないと言われる可能性もある。


これって、単に年寄りを安く使おうとするだけでは。
これでも受け入れる人もいるのだろうが、
子供が大学に入学したばかりなので、まだまだお金が必要。


厚生労働省の高齢者雇用安定法 http://www.mhlw.go.jp/general/seido/anteikyoku/kourei2/
では、
(1)定年の引上げ、(2)継続雇用制度の導入、(3)定年の定めの廃止
のいずれかと言っているが、
企業から提示されるのは、社員のことを考えた施策ではない。
どの会社でも同じ状況なのだろうな??
厚生労働省でも同じ考えだろうな??


安い労働力とみなしている様子。
自分ではスキルも経験もあると思っているし、
はやく自分のビジネスを再開しないと。
年金制度などが崩壊したいまでは、
定年まで”サラリーマンは気楽な家業”ではなく、
自分のビジネスを立ち上げる過程と考える必要があるようだ。


日本は相変わらず、企業も官僚も、企業のことしか考えていないのだろう。
官僚、政治家、企業を信頼していないだけか?
与えられた仕掛けに頼っては生きていけない。


アメリカでは定年は既に65歳で、これも引き上げようとしているようだ。
日本でも高齢化社会になり、年よりも働き続けないといけない。
そのために雇用、働く仕組みが必要だ。