何事も常識にとらわれてはダメ 「ヒットビジネス」の発想術

ヒットビジネス」の発想術 (成美文庫) (文庫) を読み終わる。


ヒットビジネスを思いつくには、
常に好奇心を持って、回りを観察し、疑問を持ち、何故を繰り返しての
発想の訓練が必要ということ。


いろいろな事例を取り上げて、ビジネスアイデアの引き出し方を説明。
読み進むと、何か前に読んだような事例が幾つか出てくる。
著者の西村晃さんの本を他に探すが、見当たらない。
取り上げられている事例は、結構有名は話なのか。
Amazonでは、西村さんの著作は64もある。
年に200日ほど全国を旅しながら講演をしているという。
沢山の事例などの題材を持っていて、
講演、著作でいろいろな形で組み合わせて話を作り上げていくのだろう。


久々に読んだビジネス系の本で、また少々やる気が出てきた。



気になったのが、放送局時代の経験。
若い記者が、他社が報道した記事を取材して記事にしていき、
特ダネはないが、他社と同じ放送をして特オチがなくなるという話。
これが最近のテレビ、新聞のニュースが同じ記事ばかりで、
そのうちにヒステリックな報道になっていく原因なのだろう。
記者が記事を探し出す努力、貴重な情報と感じる感性を失っている。
IT業界でも同じことが起きている。
いわゆるスキルの空洞化。
本質が判らない人が増えている。
これは育成しなかったことも問題なのだろう。