巨大なな影響を与えるトレンドはない マイクロトレンド

マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと (単行本)


大量生産の時代から、個の時代になったことで、大きなトレンド/流行は起きなくなった。
1%という小さな変化について、追いかけていくことが世の中の動きを知ることになる。


こじつけと思われるような説明もあるが、
他の数字、現象と組み合わせることで説明がつく。
数字の分析方法なども参考になる。


マイクロトレンドだけでなく、アメリカとの文化違いなども垣間見える。
15年ほど前にアメリカ本社からの同僚が、
子供を学校へ通わせず、自宅で勉強させていると言っていた。
何だか実感がなかったが、4部6章の説明で納得がいく。


同時期に会社から遠く離れた自宅をオフィスにして、
時々会社へ出張(?)するアメリカ人の同僚が多くいた。
これも日本では難しいと思っていたが、3部3章に、このトレンドの説明。


日本とは可也違うなと感じる。
英語での著作だけでなく、章毎に日本での状況なども訳者(?)の解説が入る。
完全な翻訳でなく、抄訳だそうだ。