なんとなく大沼志朗

何枚かの最近の大沼さんのライブ演奏の録音を頂いたので、聞いている。
始めのIntifadaは凄いバンドになりそうだなと思いながら、
Fedayienは凄かったなと思う。
多分Fedayienの演奏を3回ほど聴いている。
レコードは3枚だか4枚だか出しているそうだ。レコードで全てと1枚ほどCDも持っている。


大沼さんの演奏を始めて聞いたのは、厚木足穂での近藤直司トリオのレコードだろう。
残念ながら、この録音はCD化はされていない様子。
数年前に、副島さん企画で、近藤直司不破大輔、大沼志朗のトリオを聞いた。
このときに、フェダインのルーツは近藤直司トリオだなと感じた。
Amazon近藤直司で検索すると、現在の専門の精神科医の書籍しか出てこない。


今度は藤川さんのFree Jazz Workshopの録音を聞いている。
このバンドも数回ライブで聞いているが、素晴らしいフリージャズバンド。
フロントの三人も素晴らしい演奏を聞かせるが、
バックの3人(大沼、雨宮、海道)が素晴らしい。
フロントの演奏が煮詰まってくると、雨宮さんがピアノであおりを入れる。
それに大沼さんがの突っ込みが入り、
海道さんが入り込んできて、
主役がフロントからバックの3人に変わって行く。


藤川さんの演奏スタイルは、
元々メロディからアドリブへ突入し、最後にまたメロディに戻るという
ジャズの基本を守ったフリージャズスタイルの演奏だった。
インプロにしろという希望が多かったようで、
最近は、このバンドでも初めからアドリブに入り、主旋律はない演奏=インプロの演奏形式になった。
インプロスタイルになってから、一段と全員の演奏が鋭くなった。




参考:
FEDAYIEN FIRST
フェダインの最初の録音。Amazonに情報はあるが当然在庫はない。
フェダイン/セカンド
フェダイン/サード
Live 1991 [Live]