完璧なコンサート Shine a Light

Rolling Stones / Shine a Light
既にDVD化されているとは知らなかった。


今日は娘とローリング・ストーンズの映画を見てきた。
場所は新宿の武蔵野館。
想像通りおじさんが多いが、いっぱいの人。


2006年のアメリカツアーのNYC、Beacon Theaterでのコンサートの様子を映画化。
始めはツアーの映画化の企画の話、電話会議など、Making的な映像。
そんな中にも音合わせのような演奏が流れる。
ブルース系が多く、
さすがローリングストーンズの名前の由来がブルースのマディだからかなどと感じていた。


MakingからBeacon Theaterでのコンサートに入る。
驚くなかれ、ビル・クリントンの家族、友人もコンサートに来て、口火の挨拶まで。
その後はコンサート模様に移る。


コンサート模様では、ローリング・ストーンズの素晴らしい演奏、
完璧なショーとしてのコンサートのまとまりに感心。
演奏も歌も凄いし、ショーとしてのまとめ方、客の乗せ方など、
こんなライブ、コンサートなら行ってみたと思う。


ローリング・ストーンズの音楽をそんなに知らないが、演奏も歌も素晴らしい。
キース・リチャードも良いが、
タイコのチャーリー・ワッツが素晴らしい演奏。
バスドラでのリズムのキープ、少々前ノリでアオリ系に近い演奏が良い。
ジャズビッグバンドを作るほどなので流石の演奏だ。
ベースが控えめだが少々重い音で昔のASWAD的、
リズムをくずさず凄いバックだと思っていたら、
後半での紹介で、ダリル・ジョーンズと判明。
大昔にマイルス・デイビスのバンド参加で有名になったベーシスト。


他にもバックコーラスの黒人の女性と男性が良い。
ミック・ジャガーの合図で掛け合い風に歌い、リズム感も抜群の乗り方。


後半ではやはりマディ・ウォーターズの歌を歌うが、
Buddy Guyがゲスト出演。
ここではモロにブルースになる。
ミック・ジャガーはハープも上手い。
流石に昔のイギリスでブルースが大流行だったことが判るような演奏。
舞台とは違って、それまでノリノリだった最前列の白人女性はノリが落ちる。


こんなに素晴らしいコンサートならば、
コンサートスタッフをやっても最後の満足感が違うだろう。
普段は買わないのに、今回は映画終了後にパンフレット(700円)まで購入。


音楽好きには絶対お勧めの映画。
ヘタなジャズ映画なんかより断然素晴らしい。


映画に使われていないテープが沢山残っているのだと思う。
これらのテープは、何十年後かに発掘されるのだろうな。



参考:
ローリング・ストーンズ @ Wikipedia