今日のレコード

○  Cool Struttin' Sonny Clark / BLP-1588 / BST-81588
定番のレコード。
良いのだが、始めは乗らない。
段々と乗ってくるが。
今聞くと、これは当時のフュージョンなのかなと女房が言う。
確かに、そういう感じはある。


演奏者は一流ばかりだが、聞きなれた音楽で少々つまらないとも思う。
自分では、このレコードは趣味でないのだが、
最近は、この手の昔のも良いなと思い始めている。



◎   After Hours Sarah Vaughan / VW-7518-RO
昔から大好きなレコード。
マンデル・ローのギターとジョージ・デュビビエのベースをバックに
しっとり歌うサラ。
涙が出るような感激の歌い方。


After Hours名のレコードには2種類あると聞いたが、
ロンドンでもライブ盤があるようだ。
Amazon.co.jpではAfter Hours名で、
同じ録音と思われるCD盤があるが、
こちらは収録曲が全く違うが、バックは同じ。
在庫がなく中古も高い。



◎  Live in Zurich World Saxophone Quartet / BSR-0077
1981年のチューリッヒのジャズフェスティバルでのライブ。
オリジナルメンバーで、
1曲目はいつも調子だが、
2曲目のFunny Paperが初めから音の合わせ方、アンサンブル、
途中での集団即興などカッコ良い。



◎   Jass at the Ohio Union / George Lewis / VC-8001-8002
クラリネットのジョージ・ルイスのビックバンドの
1954年のオハイオ州立大学でのコンサートライブ。
世界は日の出を待っているが特に素晴らしい音楽。
こんな50年も前の音楽でも、いまだに涙が出るほど感激する音楽。
バンジョーのロウレンス・モレロが素晴らしいリズムを刻む。


オリジナルでは”Jazz”でなく”Jass”と記載されているところからも
古い音楽であることは良く判る。
*昔はジャズはJassと綴られていた。


1970年頃に日本でも箱物で発売され、スイングジャーナルのゴールドディスクになった。



◎  Zoot / Zoot Sims Quartet / CADET LP 608
Zoot Simsの録音ではこれが一番好きだ。
バックはそれほどでないが、
リラックスしたZootの演奏が堪能できる録音。
1966年の録音だから、これも古いな。



◎  What's New / Bill Evens with Jerremy Steig / V6-8777
このジェレミー・スタイグのフルートは衝撃的だった。
当時はフルートは、やさしく綺麗な音というイメージだったが、
ジェレミー・スタイグのこのレコードでフルートの音のイメージが全く変わった。


このフルートを聴いて多くの人がフルートを習いに行ったと思う。
私は1ヶ月で諦めたが。


ビル・エバンスも素晴らしいが、
エディ・ゴメスのベースも非常に的確に入ってくる。


曲目、演奏も非常によく、
プロデューサーの手腕なのか?


多分1985年にジェレミー・スタイグとエディ・ゴメスが来日したが、
六本木にあったボディ・アンド・ソウルで山本剛と岸田恵二(村上寛?)と競演し、
このレコードの演奏と全く同じような演奏で感激しました。
それが古い演奏というのでなく、素晴らしい演奏でした。


このレコードは我が家には2枚あるが、CDがない。
今度はCDを買いたいと持っている。