タップとフリージャズ 板倉グループ@なってるハウス

板倉さんバンド@なってるハウス,板倉克行(p) 加藤崇之(g) カイドーユタカ(b) 田嶋真佐雄(b) 井上尚彦(ds) 神田綾子(vo)レオナ(タップダンス)


タップシューズがカンカンと高い音で床を叩きつける音が,こだまして気持ち良い。
そこにベースが絡んで始まった現代音楽だった。
タップとのカラミは始めて聞くが中々良い,
しかし全員の音が大きくなると,タップ音が聞こえなくなる。
この辺は少々問題か。


加藤さんのカラミが何時ものように素晴らしい。
ギターでいろいろな音を出しながら,
途中で缶からのようなジャンクを叩くタイミングも素晴らしい。
板倉さんと加藤さんの絡み方は素晴らしい。


意外と良かったのがタイコ。
リズム,音の入れ具合とバンドにぴったりと合っている。


珍しく,30分程度で終わってしまった1stステージ。
休憩中もメンバーは皆がリズムを取っている。
今の音楽が良かったのだろう。


2ndステージでは尺八と横笛を吹く人が参加。これも中々良い。
全体的に素晴らしい音楽としてまとまっている。
素晴らしい出来の板倉グループだった。


ベースの田嶋さんも中々良い。
地味に思えたが、胆の部分では良い具合に入ってくる。
テク的には抜群の海道さんも色濃い人々の中で少々かすんでしまう。


2ndステージも1時間もかからず終了。満足のライブでした。


板倉さんは右手親指を包帯で巻いていたが、
全く普通に演奏していた。


また素晴らしい板倉音楽を聴けた。
フリージャズというかインプロ系としては
大沼さんとか,板倉さんの音楽が今は一番のように感じた。