まだ素晴らしさの判らない音楽があった

Leon Wareを聞きに行った。


数年前にソウルの好きな人のブログ経由で
Leon Wareの弟子の人からCDを貰った。
まあまあとは思うのだが、何度聞いても感じられない。
今回の来日で実物を聞けば、感動があるのかと思って、聞きに行った。


初めてのコットン・クラブ。
何だかシャレたライブ会場、
今風な/業界風な人々に違和感。


殆どソウルを聞かない。
ドラムがイマイチだと思った。
バスドラがウルサイ。
べた付く感じのバスドラ。
時々腹に響くような大きな音。
同時にベースも音が大きい。
この手のソウルのバックはこういう演奏??
スネアの叩き方も好きでない。
リズムが大雑把過ぎ。


それに較べて、Leon Wareのマイクの音が小さ過ぎて歌が聞き取れない。
ドラムとベースの音量とメインボーカルの音量バランスが
悪いと思うのだが、会場にいるソウル好きの人々はノリノリ。


キーボードは上手い。
ギターは音量が小さく、殆ど聞き取れない。


Leon Wareの声は非常に良いのだが、
ボーカルとしての素晴らしさを感じる段階には私は達していないようだ。


周りの人々は中年以上の年齢の人が多く、ノリノリだから
私が感じられなかっただけなのだろう。


大昔、ジャズを聞いていて素晴らしいと感じてから、
クラシック音楽も素晴らしいと感じられて、
演歌も歌謡曲も良いと感じられるようになった。
音楽だけでなく絵画も感じられたと思った。


今の若い人の音楽でも、良い音楽には感動できる。
何が違うのか不思議だ。


演奏はダメだが、良い音楽は感じられることが自信だ。
良さが判らない音楽は少々ショック。
良さが判らない/感じられないことがクヤシイ。
まだまだLeon Wareを聞いてしまいそうだ。