ギター1本をバックに国貞 雅子の歌

国貞 雅子(Vo)、土屋 秀樹(Gt)@高円寺 After Hours


国貞さんのライブは既に何回か聞いているが,
ギター1本をバックは初めて。
ソウルっぽいボーカルにギターというと
"Sammy Davis, Jr. Sings and Laurindo Almeida Plays"
に思いは行ってしまう。


初めの曲は,ギターと少々合っていないような感じで少々違和感。
2曲目以降は良くなる。
バラードを2曲続けたが,
これは,もろに
"Sammy Davis, Jr. Sings and Laurindo Almeida Plays"の世界。
2曲目のBewitchedは
Sammy DavisとMundell Loweでの録音がある。
国貞さんの真っ黒い歌い方が,
Sammy Davisの歌い方に似ている。


よく歌っている,マービン・ゲイのWhat's Going onも
いつものようにソウルフル。


いつものように国貞さんの歌は素晴らしかった。
ボーカルには詳しくないが,
日本では珍しい素晴らしいソウルフルな歌手だと思う。
ご本人も日本人には出来ないような歌い方をしたいと言っていた。
ジャズ,ソウル,ゴスペル系,ポップ系,バラードと幅広い。
但し,ソウルフルなの歌なので白人的なストレートな歌い方は出来ないだろうな。


ギターの土屋さんは,ジャズとかソウルといよりは
ロック系かウエスタン系の感じのリズム感で
少々気になるバッキングがあった。



祝日前日なので,少々飲みたくなって,このライブを発見。
誰かに合いそうだなと思っていたら,
案の定,女房の友達がいた。


After Hoursは初めてだったが,
非常に感じの良い店で,広さも音の響きも良い。
客も近所の常連で盛り上がり,
非常に良いライブだった。
また行きたい店,ライブだった。


高円寺近くに住んでいれば,住み着きそう。



お薦め:
Sammy Davis, Jr. Sings and Laurindo Almeida Plays
・Mood to be wooed:Mandell Loweとのデュオ,残念ながらレコードは殆どない。