ベテランのバランス

Shoomy Band/ 宅朱美(vo,p) 加藤崇之(g) 是安則克(b) 樋口晶之(ds)@なってるハウス


非常に息の合ったバランス。
Shoomyさんがピアノを弾き始めて,歌い,
それに伴って,是安さんが渋く厚い低音でバッキング,
加藤さんもいろいろな遊びの音で入り,
樋口さんの安定したリズム。


Shooomyさんの歌を初めて聞いたが,ストレートな声で,
これも中々良い。
少々ハスキーになる時は,コロラドの岩瀬明美さんの歌を思い出した。


加藤さんは,エレキギターのいつもの設定で演奏。
メロにしてもオカズにしてもリズム的なオカズも素晴らしい演奏。


是安さんは,曲が始まる度に,”どれだどれだ”という感じで譜面を探すが,
そのくせ切っ掛け以外は,余り譜面は見ていない様子。
力強くバリバリ弾く低音は良い。


樋口さんは,クリエイションのメンバーで,
いろいろなロック系バンドに参加している人のようだ。
ロック系のリズムだが,ブラシワーク,シンパルンなど良いドラム。
ただ,非常に通俗的なジャズリズム,ズンタカズンタカという,を叩くときがあって,
これは嫌いだ。
大きなシンバルンの真ん中で高音を出したり,
スティクでリムを叩きながらブラシワークとか,
良い感じ。



11時前に終演。
いつものように成増ジャズ少々へ。


先週も聞いたジョン・ルーリーMen with Sticksを掛けていた。
途中でジョン・ルーリーの音がカン・テーファンのような音に聞こえる。
ジョン・ルーリーがこんな演奏をするのは聞いたことがない。


Shoomyのライブへ行ったと話すと,New Uzu AlchemistというCDをかけた。
加藤崇之guiter,effector,percussion、宅朱美piano,keyboard、山崎比呂志drums,percussion,voice、金井英人bass,effector,percussion というメンツ。
Shoomy,山崎さんが素晴らしい演奏。
1998年だか1999年の録音で,地底レコード。