2009年度セキュリティインシデントの分析

今年もJNSAから2009年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書が
発表になった。
http://www.jnsa.org/result/incident/2009.html


何時ものように,原因別の分析。



13個の原因別のインシデント件数&比率をExcelに入力。
原因別の被害人数と比率をそれぞれの該当原因に入力。
原因別の平均被害人数を割り出す。
インシデントトップ10から異常に多い被害人数を原因別の被害人数から引き,
差し引いた被害人数を該当事件数の平均を出す。


情報セキュリティ事件は,異常な数の被害を出す事件が多く,
単純平均では,その原因の普通の影響度が判らない。


結果への考察,
・事件数1位の管理ミスは,1件の被害数が異常に多い
・内部犯行は,三菱UFJ証券の160万件に被害が殆ど
・目的外使用は,NTT西が殆ど全て
不正アクセスも上位3件が殆ど


内部犯行には注意が必要。
管理ミスは本当は影響はないはずだが,内部統制の改善が必要。
海外からの不正アクセスへは,十分な対応策が必要。