学生時代を思い出す 青春の野望第三部 早稲田の阿呆たち

◎  青春の野望第三部 早稲田の阿呆たち


2日前にブックオフの105円で見つけた。
昔読んだと思って、懐かしくて購入。


田舎から出てきた若杉良平が早稲田大学文学部に入学し、同人誌を作る話。


内容が場所的に非常に自分に近い。
下宿が成増の駅から下って白子の辺りで、我が家と非常に近く、
学校も我が中学、高校の近く、
飲みに行く場所も早稲田、高田馬場、池袋と
土地勘が判って面白い。


昔の早稲田の様子も自分の知っている早稲田に近い。
同人誌の集まり、お茶しにいく茶房は学校の裏だったと思う。


島健夫の自伝的な作品で、
著者の経験に近いのだろう。
この作品の中心でもある丹羽文雄は、
本当に富島健夫が師事した作家だそうだ。
話の半分とかは実話に近いのだろう。


500ページを超える作品で、
第五部まである。
この作品も全て読みそうだ。
既にAmazonの古本で一部と二部を注文。
昔の作品なので、普通の本屋には在庫がなさそう。


島健夫は幼な妻を書いた人だったのを知った。
週刊誌で少々エロい小説を良く見かけた。
この本も若者の経験が随所に出てくる。


一気に読み上げるほど面白い。