未来の電子書籍の意味が判った 電子書籍の衝撃

電子書籍の衝撃


この本も、今更ながらなのだが、
ブックオフの105円本で購入して読んだ。


佐々木俊尚さんの本では、
それぞれの題材に関する意味、将来の可能性などに関して、
素晴らしい分析力、考察力などで素晴らしい論理展開をしていく。


この本では、電子書籍に対する日本の出版業界、著作者などの問題、
音楽業界での変化をなぞっての電子書籍の未来への見通し、
書籍の未来を説明している。


最後の300ページで

キンドルiPadのような電子ブックを購読すえるのにふさわしいタブレット
これらあのタブレット上で本を購入し、読むためのプラットフォーム。
電子ブックプラットフォームの確立が促すセルフパブリッシングと、本のフラット化。
そしてコンテキストを介して、本と読者が織り成す新しいマッチングの世界。

と結論付けている。


最後の一文に含まれているのだろうが、
ソーシャルリーディングのプラットフォームの提供を
私は一番期待している。


単に現状の書籍を電子化して、
リーダー機器を提供して、
購入し易くするだけだと
面白くない。


電子書籍のあちこちに
傍線を引き、コメントを付けて、
これらを他の読者、著者と共有して、
議論していくことで、
新たな読書世界が開かれていくと思っている。