日本語への思いの強さを感じる 私家版 日本語文法

◎  私家版 日本語文法


日本語教室 を読んで良かったので、この本を読んだ。


書名からもっと文法ばかりかと思ったが、
最初の部分は、”が”と”は”の違い、擬声語などの話で
少々文法的な話と感じる。


中盤からは、歴史的変遷の考察で現状の日本語の説明など
井上さんの日本語への思いを感じられる。


文法という硬さはなく、日本語への随筆、エッセーという感じの内容。


但し、昭和56年、1981年の出版で、
綴りが古く、少々読み難い。