2013-06-02 第二次大戦開戦直前のヨーロッパでの様子が想像できる 遠ざかる祖国 書籍 ◎ 遠ざかる祖国(上) 遠ざかる祖国(下) 偶然ブックオフで購入した。 スパイ疑惑のスペイン在住の日系一世のペルー人宝石商が主人公。 スペイン、ドイツ、イギリスの日本公使館、スパイたちの模様を交えて、 第二次大戦の開戦までの話。 暗号が解読されていたとか、 今とは違うネットのない時代の情報収集、分析の大変さ、 情報の読み方、ばら撒き方など 面白い話。 全てが創造された話ではなく、 少々は実話も入っていると思われる。 最近読んでいる地政学系の本の説明とも同じような話もあり 面白い小説でした。