ブルースファンには絶対お勧めの漫画 俺と悪魔のブルーズ

◎ 俺と悪魔のブルーズ コミック 1-5巻セット



この漫画も作者も全く知らなかった。
たまたま無料Kindle本で見つけて、1巻目を読み、全巻購入した。


現在、Kindle本では無料ではないようだが、
ヤングマガジンのサイトでサンプルは読める。


漫画内では、主人公は『RJ』だが、
表紙折込裏に
『わずか29曲のブルー図を録音しただけで、世を去った男』
『悪魔に魂を売った男』
とあり、
これだけで、ロバート・ジョンソンと判る。


ロバート・ジョンソンの伝説を主軸に、
そこにいろいろな話を組み合わせたストーリー。


展開は複雑で、
当時の時代背景、黒人の生活・暮らしも判る。


1巻目では、
ギターの下手なRJがJuke Jointでギターを演奏し、
サン・ハウスやウィリー・ブラウンとブルースの議論をし、
クロスロードでアイクという悪魔に出くわし、ギターが上手くなる。


そして、クライド・バローという白人のペテン師/泥棒と一緒に旅にでる。
クライド・バローは、ボニーとクライドのクライドで、
この漫画の題名にある「悪魔」なのだろう。
この辺から、話が交差してくる。


2巻以降、
ミシシッピーの田舎の農園、白人ギャングなどが絡んでくる。
森の奥のJuke Jointへ逃げ込んだりと面白い展開になる。


1巻から4巻までは、巻末にブルースマンの解説がある。
1巻目は、永井隆さん、2巻目は、鮎川誠さん、3巻目は、吾妻光良さん、4巻目は、仲井戸麗市さん。
この解説も面白い。


現在、5巻まで出ているが、完結していない。
まだ、ヤングマガジンサードで時々連載が続いている。


早く次も読みたい。



ブルースファンには必読の漫画。


◎ 俺と悪魔のブルーズ 迷い児の十字路(1) (ヤングマガジンコミックス)


◎ 俺と悪魔のブルーズ 32口径を右手に(2) (ヤングマガジンコミックス)


◎ 俺と悪魔のブルーズ 禁酒の町(3) (ヤングマガジンコミックス)


◎ 俺と悪魔のブルーズ 地獄の猟犬に奢れ(4) (ヤングマガジンコミックス)


◎ 俺と悪魔のブルーズ 夜更けの彷徨 (5) (ヤングマガジンコミックス)


◎ 俺と悪魔のブルーズ コミック 1-5巻セット