意地を貫く中年男の永年に渡る恋 樹下の想い

樹下の想い / 藤田 宜永


藤田 宜永さんの本を読み続けている。
これで5作目かな。


この作品は、いやらし系(少々)とか、推理小説的な話とは少々違っていた。
花材屋(生け花の材料の花を提供する商売)のオヤジと永年花を納めている華道家元の永年に渡る恋の話。
若いときから好きだったお互いが、最後は年取ってお互いの恋心を打ち明ける、しかし死期は近い、
という予約しちゃうと昔からある話だが、
話の流れ、随所にある枝葉の話の面白さ。
引きずり込まれる様に2日で読んでしまった。


藤田 宜永さんの作品を、まだまだ読み続けそう。