25年前の興奮の音楽
1週間前、6月1日に現代ジャズ文化研究で
副島輝人さんの話と1982年から85年のメールスの映像を見た。
当時は丁度ノイズ・ミュージックなどが流行っているときだったが情報が少なく、
副島さんのメールスの映像はノイズや最新のフリージャズシーンに触れるチャンスだった。
映像にでてくる冗談演奏場面では女房とゲラゲラ笑っていた。
他の人は静かに見ていたのだから、とんでもない客だったのだろう。
今回は懐かしく拝見できた。
しかし、懐かしさはあるが、当時感じた感激はなかった。
音楽に慣れてしまったためだろうか。
今はインターネットで情報も大量に入手できるし、
音楽自身も演奏ビデオすら大量に聞くことが出来る。
良い時代になったものだと思う。
メールスのフィルムは貴重なので、もっと上映して欲しい。
ミュージシャンとの契約で、副島さん自身でしか上映できないそうだ。
当時のノイズやフリージャズの現場の、世界的にも貴重なビデオだと思う。
Youtubeなどで流せないのが残念。
1977年にメールス・フェスの様子をスライドで
副島さんが日本で紹介を始めたそうだ。
このときのスライドでの説明を、新宿のDIGで聞いたことを今でも鮮明に覚えている。
あの時がメールスに行きたいと思った初めだった。
25年前の映像から懐かしい思いもよみがえった。