Christian Marclayを思い出させるコンピュータミュージック Carl Stone & 康勝栄

Carl Stone 、康勝栄 Solos and a Duo @ 七針


始めは康勝栄のギターソロ。
リズミックでもなく、音数も少ない、単音でのインプロバイズト・ミュージック。
昔のユージン・チャドボーン (EUGENE CHADBOURNE)やデレク・ベイリー(Derek Bailey)に似た演奏方法のように聞こえる。


次にCarl Stoneの演奏。
机の上には、ノートブックと3つほどの小さな接続する機械。
コンピュータのキーボードとタッチパッド上に手を乗せて、
目は時々画面上を右、左と少々動く。
アドリブとかインプロという演奏形態ではなく、作曲したものかとも思うが、
コンピュータ内のサンプリングした音をつなげての演奏のようだ。


と思って聞いていると、クリスチャン・マークレーの音楽のように聞こえてきた。
ここで気付いたのは、クリスチャン・マークレーはレコードでの演奏だたが、
当時は始めはスクラッチなどの演奏方法かと思ったが、
今思うと、レコードによるサンプリングだったのだろう。


少々の休憩後、2人での演奏を2曲というのか2回と言うのか。
ギターから始まりサンプリング音がかぶさる。
DUOになるとサンプリングの音楽も、インプロ形式の音楽だと判る。
サンプリング音はクリスチャン・マークレー的な感じを強く感じた。
中々面白い演奏だった。
今回は盛り上がったりするような演奏ではなかったが、
演奏によっては熱狂的な演奏にもなるのだろう。


Carl Stoneは日本語を上手く話していた。
Wikipediaでは名古屋の中京大学で教えていると書かれている。


七針
104-0033 東京都 中央区
新川 2-7-1 地下
tel. 0368066773


参考:
Carl STONE @ Wikipedia
クリスチャン・マークレー(Christian Marclay,1955年-)@ Wikipedia
Eugene Chadbourne @ Wikipedia
Derek Bailey @ wikipedia