気持ちの良い位に現在の経営問題を切る話 人と企業の真の価値を高めるヒント

◎  人と企業の真の価値を高めるヒント / 大久保 寛司 (著)


顧客のためを考えた経営でないと今後は会社は生き残れないという話。
官僚的な仕事の仕方、売り上げ/利益を第一位考える現在の多くの会社を切りまくる。
気持ちの良い位に、現状の悪さを切りまくる。


経営戦略などの論理的な本ではないが、
非常に的確な論調で、著者の考えを明確に論じている。
この手の本としては、久々に、気持ち良く、全て同意しながら読み通せた。


ただし、今の会社、経営者の考えを簡単には変えられないだろうなとも感じる。
どうやって、今の経営者の考え方を変えられるかが問題だろうな。
お客もそのお客のことを考えていない発言が多いし、
最終消費者のことを考えた経営、施策、仕事方法でないと企業は生き残れないだろうな。


筆者の大久保さんは、IBM時代にCS部門で可也成果を上げたようだが、
現在の企業経営者、マネージメント、官僚の悪さには同感だが、
これらの企業、人々をどうやって変化させるかが問題だと思う。


といいながら、
会社で2週間後に、著者の大久保さんのセミナーがあるために
この本を読むように言われた。
どうせ会社の言う本は面白くはないだろうと思っていたが、さにあらず。
非常に真っ当に今までの企業社会の問題点を突いている。


どのうような話がセミナーで聞けるかも楽しみ。



著者の大久保さんは何冊も本を書かれているようだ。
何か別な本も読んでみようと思う。
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