マーケティングにもハッキングでも使われる心理学 影響力の武器

◎ 影響力の武器


やっと読み終わった。
450ページの心理学の本。


人は何に影響されて商品の購入などをするかという心理のまとめ。
沢山の実験などの結果をまとめた本。


返報性、コミットメントと一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性の
影響される要素があるそうだ。
読みながら、確かに自分にも当てはまると納得。


この本は、それぞれの要素毎の章で、
それぞれの何故影響されるかの説明、
その後に影響を受けないための防衛法、
まとめ、設問という構成になっている。
最終章は、こういう方法での販売策には抗議すべきと書かれている。


図書館で借りて、返却期限の今日、やっと読み終えた。
非常に良い本なので、購入しようと思っている。
2800円なので、安い古本を探しているが、中々ない様子。


続編の影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣
も読みたいと思っている。



この本は心理学としては、可也売れているようで、
マーケティングでも参考にされている様子。


情報セキュリティ世界では
外部からのハッキングには、技術的なハッキングもあるが、
最近はソーシャルエンジニアリングという手法が主流になりつつある。
ソーシャルエンジニアリングは人の心理を突く方法での
パスワードなどの入手方法だ。
情報セキュリティ心理学という学問的なまとめ方を提案している人もいる。


情報セキュリティ心理学の提案を読んでいると、
ソーシャルエンジニアリングの6つの手法が
返報性、コミットメントと一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性
と紹介されている。


この本と全く同じ手法。


この提案の情報セキュリティ大学院大学 内田勝也教授の別な資料によると、
やはり、この本 影響力の武器を参考に
ソーシャルエンジニアリングの6つの手法をまとめた様子。



参考:
・情報セキュリティ心理学の提案 http://www.uchidak.com/research/InfosecPsychology.pdf