自分の好みでなかった blacksheep

blacksheep/吉田隆一(sax) 後藤篤(tb)スガダイロー(p)@なってるハウス


天気も悪そうだし,今日も聞きたいライブはあるしと言うことで,
万冶の石仏は今回はあきらめて今夜はライブへ。
雨が降り始めたがライブへ。


演奏始めで,譜面を置き始めたので,あれーと思い。
スガダイローがポロンポロンと単音でのイントロで違うなーと思った。


演奏者は皆非常に上手いのだが,
音楽のまとめ方が好みでない。
作曲された曲で,おとなしいメロディの後で,突然フリーのソロになり,
また元のメロディに戻るという手法。
吉田君は何時ものように素晴らしいバスクラの演奏。
スガダイローも時折聞かせる素晴らしいソロ。
でも,音楽としてのまとめ方が好みでない。


演奏者も楽しんで演奏しているようには見えない。
前の客席の4人の若い客も演奏を聞いて乗っている風がない。


テクは素晴らしいが,音楽としてのまとめ方が好みでない。


1部を聴きながら,帰ろうと思った。
アメリカの聴衆は気に入らないとブーイングをするし,
ヨーロッパの客は引いていく。
日本では皆おとなしく聞いて,拍手までする。
余り目立ったことも嫌なので,
気に入らない音楽のときは,帰ることにしている。


休憩で帰ろうとしたら,吉田君が,えー帰っちゃうんですかと声を掛けてきた。
演奏者は面白い,素晴らしいと思っているのだろうな。
私には音楽としては良く判らなかった。