高齢者でもガンバル 63歳から留学

○  63歳からのパリ大学留学 / 藤沢 たかし


ブックオフで見つけて,題名が気になって読んだ。
年を取ってくると,年寄りが元気な本を読みたくなる。


昭和55年4月から56年12月というから
1980年から1981年の留学で,30年も前の話。
50代で息子さんの死亡,自身の直腸がん手術を経験しての,63歳での留学。
そんな状況では普通の人は留学なんかしないだろうな。
それにまして,30年前。


内容は留学での勉強の話よりは,
パリ郊外での暮らし,生活の方が多い。
淡々とした暮らしの模様が手に取るように書かれている。


海外生活は,慣れた日本の生活とは大きく違って,
面白みもあるが,大変さも多い。
そんな状況に年取ってから飛び込むことが素晴らしい。