警察官の犯罪話 街角の犬

○  街角の犬 / 鳴海 章


3つ目の鳴海章さんの作品。
今度は刑事物。
麻薬を追いかける刑事が,
警察内の犯罪グループの罠にかかって犯罪を起こしていく。


北朝鮮から密輸された麻薬を公安が盗んで,
警察の犯罪グループがヤクザの売人を使って儲ける。
ありそうもに,なさそうにも思える話。


面白かった文章。

ふだんは真面目一方で,自分を主張こともほとんどないような大人しい奴が実は一番たちの悪い犯罪者になる

何だか真実感のある言葉。


鳴海さんの小説には,いろいろなバージョンがあるようだ。
どこかの解説で,航空会社の推理小説とい分野もあるそうだ。