鳴海章

意外な作品だった 鳴海 章の『月のない夜』

△ 月のない夜 以前数冊読んだ鳴海 章の作品。 バックカバーの宣伝文句で読み始めた。 解雇、家庭崩壊・・・人生の陰の部分に追い込まれていく男の中で、何かが弾け飛ぶ。怖いものはなにもないのだ。そして・・・! この文句から、話の後半のどんでん返しで、…

面白い冒険推理小説 俺は鰯

◎ 俺は鰯 4冊目か5冊目になる鳴海章の作品を読んだ。 また30過ぎの会社員が退職して事件に巻き込まれる話。 中国,台湾の歴史的な話も含んで, 大昔の陶器を追いかけて, 場所も日本,台湾と移っていく。 中国の歴史,陶器に詳しい人は,もっと面白いのだろ…

軍事物 闇の戦場 / 鳴海 章

○ 闇の戦場 / 鳴海 章 今度は軍隊物。 アメリカのベトナム戦の話。 海兵隊の小隊6名が小隊長が撃たれ亡くなる場面中心に, それぞれ自分で過去,現在のベトナム,その後を語る。 初めは小隊長が亡くなるが, 最後の語りで結局全員が亡くなってしまう。 特に…

警察官の犯罪話 街角の犬

○ 街角の犬 / 鳴海 章 3つ目の鳴海章さんの作品。 今度は刑事物。 麻薬を追いかける刑事が, 警察内の犯罪グループの罠にかかって犯罪を起こしていく。 北朝鮮から密輸された麻薬を公安が盗んで, 警察の犯罪グループがヤクザの売人を使って儲ける。 ありそ…

ホノボノとした話 風花

風花 / 鳴海 章 ハードボイルド系だと思って読んだ鳴海章の2冊目。 意外にも,少々変わった恋愛系の話。 会社をクビになった若者がキャバクラの女性と北海道へ旅行。 無理をしないで,自分らしく生きていくと気が付く。 最後はハッピーエンド。 期待したよう…