これぞ推理小説という感じかな 

◎  朽ちた樹々の枝の下で


偶然購入した本だが、非常に面白かった。


文庫本で650ページになると長編だが飽きさせない展開。


奥さんを交通事故で亡くした男性が
北海道上富良野森林伐採労働者として働いている。


森林開発と自衛隊を廻って騒動が起きる。
探偵でもない主人公が、
降りかかる事件、周りの状況から、いろいろと推敲して
事件を解決していく。


推敲していく部分が詳細に語られていて、
推理小説としての面白さ。
山を回ったりする部分では、冒険小説的な面白さ。


飽きることなく、650ページを読みきった。
非常に良くできた小説だと思う。