◎ 血塗られた神話
こういう設定のハードボイルドは初めて。
昔は悪魔と怖がられた街金の社長が、段々と柔らかくなってくる。
そんな時に、客の一人が殺害され、
社長に異様な物が届く。
ということから話が始まる。
外人部隊とか中国マフィアとか、いろいろな要素が入ってきて、
展開が読めない面白さ。
結構面白いハードボイルドだと思う。
しかし、最後が何だか気が抜けている。
かつ、途中に出てくる多彩な部品がどうなるのかと思っていたが、
これを使い切っていないように思える。
この部品をもう少し使えば、もっと面白いだろうに。