60歳定年でも年金は出ない

今月の誕生日で60歳。
数ヶ月前に年金の申請書が来ていた。


誕生日月末で定年なのだが、
幸いあと5ヶ月は嘱託で契約するとのオファー。
しかし給与は半額でボーナスもなし。


60歳から厚生年金部分で、年間150万ほどとの年金の通知で、
じゃあ、月の10万プラスねと思って、年金の申請。


会社の総務の担当者からも
会社の区域の担当の港区の年金事務所
早めに行って申請したほうが良いと言われ
今日は休暇で年金の申請。


自分が貯めた年金を貰うだけなのに、
何故にこんなにいろいろと書類が必要なのと思うほど面倒。


住民票、戸籍抄本、
配偶者または18歳未満の子供がいる場合は、その人の収入証明書
銀行口座の証明印、
雇用保険証のコピー、
あげくに住民票コード。


事前に申請書を読んで、
銀行口座の証明印と住民票コードは事前に入手。


今朝8時半に支所へ行き、住民票コードを教えてもらう。
住民票には何故か印刷されていない。


その後、9時に銀行窓口で申請書に印鑑を貰う。
窓口の若い女性に聞くと、口座の証明印は最近は普通とのこと。


1時間少々、いつもの通勤経路で浜松町の駅から、
港区年金事務所へ。


10時頃に入り口到着。
受付で番号を貰い、以前もあった訪問目的などの用紙を書けといわれる。
用紙に記入と思っていたら、受付の女性が寄って来て、
既に受付番号が呼ばれているので、4番窓口へと言われる。
4番窓口の若い男性に受付票を未だ書いていないんですがというと
”こんなものいいです”みたいな対応で無記入の用紙を受け取り脇に。


以前、お袋の死亡で年金証書返却に来た時にも思ったが、
この年金事務所の受付用紙の意味が全く判らない。


担当の男性は、申請用紙と添付書類をチェックし、
一つひとつ自分のハンコウを押しながら確認。
何も問題なし。


状況を話すと、
60歳からもらえる年金は厚生年金部分の年金なので、
普通にサラリーマンとして仕事を継続していると、
余程ヒドク給与が下がらない限り、
厚生年金は受給できないそうだ。
過去1年の収入で確認されるので、
来月から給与で来年も継続した場合は、
来年7月からは受給できるとのこと。


これで完全に収入の予定が狂った。
8月からの会社のだけでは暮らしていけない。
幸い、少々の退職金が出るので、今年はしのげるが、
今年が限度。


会社の総務担当者から申請すると言われている
高年齢雇用継続給付金というのも良いなと思っていたが、
実際には、過去1年の月額給与(ボーナス抜き)に比べて、
70%以下で初めて支給対象で、
60%がMAXで15%。
ということは、60%でも3万とか4万。


やはり全くダメ。


ということで、
本格的にフリーコンサルとしての仕事探しに突入が必要。
若しくは、普通の給与で雇ってくれる会社を探さないいけない。
これは、米国の会社の候補があるが・・・・・・?



年金の申請をすることで、
今後の仕事状況が変化した時に、スムーズに年金が支給されるそうだ。


高年齢雇用継続給付金の支給決まったとき、
完全に退職して失業保険を貰うようになったとき
の申請用紙も送付用の封筒まで付けてもらった。


他に質問はと言われ、
アメリカのソーシャルセキュリティでの年金の質問。


私の場合は、66歳から受給できるが、
62歳からの繰り下げ受給も可能。
但し、62歳時点で働いていないこと、25%減額になる。


10年ほどアメリカで働いた人でも、
月額3万円ほどの支給だそうだ。
だから私のように2年間だと数千円。
でもアメリカから支給されるのは面白いな。


アメリカのソーシャルセキュリティの年金の請求は
日本年金機構経由で申請したほうが簡単とのことで、
申請書まで貰ってきた。
簡単な理由は、
日本・アメリカを通しての年金納付期間の制約があるためだそうだ。
確かに、誰かのホームページ通算34年間の納付が必要と出ていた。
これをどう証明するのかとも疑問に思っていた。


以上の年金申請、関連の質問をして
30分で終わった。
1日休暇を取ったが、半日で充分だったようだ。


しかし、行って良かった。
検索とか日本年金機構の案内では判らないことだらけ。


別に頭に来たのは、
沢山の添付書類も持って行ったのに、
向こうはコンピュータの記録で全て判っている。
企業年金の申請もしないとダメですよ、でも8か月分だから少々ですがと言うし。
女房の年金金額まで判っている。


だったら、何故もっと自動化して、
各人からいろいろな申請書の提出を義務化しないで欲しい。


官庁作るシステムは
作業を簡素化するのでなく、
複雑化して、
仕事を増やすのが
目的のようだ。


システム化も、その複雑化された仕事をこなす人件費も
全て税金または納付された年金でまかなわれています。
官僚は自分たちの良い様に仕組みを作ろうとちている。