日米オールスター・ビッグ・バンドが素晴らしかった
”富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル 2011 ”を聴きに行った。
コンサートホールなどでジャズを聴くのは久々。
最初は、ニッキ・パロット・カルテット+スコット・ハミルトン
リーダーで女性ベーシストのニッキ・パロットが中々良い。
ヨーロッパのヤコブ・フィッシャーというギターも好きだ。
ジャンゴ系のギタリストで、リズム感が強く、
バンド全体のリズムをリードしているように思えた。
リズムが強過ぎて、ホット5のようだ。
始まめは、会場後ろ席が空いていたが、後半には結構いっぱいになった。
しかし、客は殆ど引退したような年寄りばかりだった。
後半が、日野皓正=ルイス・ナッシュ 日米オールスター・ビッグバンド
ヒノテルがかっこつけるばかりでと思っていたが、
音は素晴らしい。
しかしソロは殆どテーマメロディを吹くばかり。
数週間しか練習していないだろうに、
バンドのアンサンブルが良かった。
メンバーは、
日野皓正(tp)、テレル・スタッフォード(tp)、エリック宮城(tp)、岡崎好朗(tp)、奥村 晶(tp)、マイケル・ジョーンズ(tb)、パット・ハララン(tb)、片岡雄三(tb)、池田雅明(tb)、スティーブ・ウィルソン(as)、多田誠司(as)、ジミー・グリーン(ts)、シャレル・キャシティ(ts)、ゲーリー・スムリャン(bs)、中牟礼貞則(g)、リニー・ロスネス(p)、ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)
メンバー全員にソロを回していた。
日本人のミュージシャンも頑張っていた。
特にエリック宮城のラッパ部分が2つあるコルネットは面白かった。
沖至さんのトランペットは二つのラッパが前後だは、
エリック宮城さんのコルネットは前に二つで、
同じ音なのだろう、片方にミュートをつけて、
ミュートと普通のラッパとで交互に演奏していた。
随分前にルイス・ナッシュの演奏を
レコードだか誰かのバックで聴いて素晴らしいと思っていた。
今回やっと生で聞いたが、
思っていた以上にスタンダード的だった。
非常に上手く、控えめなドラムで、
アート・ブレイキー的な感じ。
コンサートスケジュールで2週間に渡るので、
事前の練習を含めても、最大で3週間の競演だろうに
これだけそろったアンサンブルになったものだ。
各ミュージシャンの技術力の高さだろうな。
最終日だったから良かったのか、
始めのコンサートも聴いてみたいと思った。