個人が実施すべきPCセキュリティ

インターネットの普及のおかげで、
誰でもが多くの情報を、簡単に入手できるようになり
非常に便利な世の中になった。


一方、情報を悪用しようとする人々も多く、
セキュリティ事件も多発し、セキュリティ対策が重要、必須になった。


セキュリティ事件のニュースは毎日のように報道されている。
しかし、ニュースなどでは、誰が何に気をつけないといけないかが判らない。


個人にとっては何をなすべきなのか、
企業にとっては何をなすべきなのか、
いまいち良く判らない状況だと思っている。


個人で使っているPCのセキュリティと、企業でのセキュリティ対策は別です。


企業のセキュリティ対策は大変ですが、
個人の対策は意外と単純です。
殆どがPCの設定、自分で気をつけることが必要な程度です。


但し、あなたが、
有名人だとか、政府関係者、軍事産業系企業などの社員の場合は、
ここで言う個人での対策とは違います。



個人がPCのセキュリティで実施すべきこと
1.ウイルス対策ソフトのインストールとパターンファイルの毎日更新
2.基本的なソフトウェアを常に最新版に更新すること
3.怪しいメール、Webサイトなどに気をつけること


1.ウイルス対策ソフトのインストールとパターンファイルの毎日更新


最近はウイルスは当たり前になってしまい、
余り大きなニュースにはなっていません。
しかしウイルスは非常に多くあります。
個人へもウイルスがやってきます。
ウイルス対策は必須です。


スパムメールなども非常に多く、
間違えて開いてしまうと、ウイルスに感染したります。
また知り合いからのメールでも、
添付ファイルがウイルス感染していて、
自分のPCもウイルス感染することもあります。


従って、パソコンにはウイルス対策ソフトの導入は必須です。


導入するウイルス対策ソフトは、知られたソフトであれば、何でもいいです。
PCを購入した時に、プリインストールされているソフトでもいいです。
この場合は、30日間とか90日間の無料期間後は、
支払が必要になります。


最近はマイクロソフトがセキュリティ・センターなる
ウイルス対策ソフトを無料で配布しています。


気を付けるべきは、無料ウイルス対策ソフトなどと検索すると、
無料を謳った、偽りのウイルス対策ソフトがあるので、
注意すべきです。


要は、知られたソフトであれば、問題ありません。


ウイルス対策ソフトは、インストールだけでは意味がなく、
毎日のようにパターンファイルなるファイルの更新が必須です。
ソフトのインストール時に設定できます。


これは、ウイルス対策がウイルスのパターンで、ウイルス認識をするので、
毎日何千、何万という新しいウイルスが発生していので、
常なるパターンの更新が必要です。


毎日新しいウイルスが発生していますし、
ウイルス対策ソフトで認識できないウイルスの報道もよくあり、
実際に対策が作成されていないウイルス、ソフトの脆弱性もあります。
しかし、殆どのウイルスは昔のウイルスです。
最新型の、未だ対策が考えられていないウイルスを、
普通の個人が経験することは、余りありません。



2.基本的なソフトウェアを常に最新版に更新


ウイルスは、ソフトの脆弱性を狙ってきます。
ソフトには脆弱性なる、問題が頻繁に発見されています。
脆弱性が発見された場合は、そのソフト会社
脆弱性対策をした新しいバージョンを発表します。


セキュリティ攻撃は各種ソフトの脆弱性を狙ってきますが、
殆どの攻撃は、多くの人が使っている基本的なソフトの脆弱性を狙ってきます。
且つ、狙う脆弱性は、98%は既に対応が取られている脆弱性です。


つまり、個人で使っているPCでは、
必要な脆弱性対策は、
基本的なソフトを常に最新版にしておくことです。


基本的ソフトとは何か?
個人のPCにとっての基本的なソフトは
WindowsOS,Acrobat Reader,MS Office系、Internet Exploror、Flash程度です。


但し、これも流行りスタリで、その時々によって変化していきます。
攻撃者は、一番使われているソフトを狙ってきます。
ですから、SkyPEなどが一般的になってくると、
これも攻撃対象になる可能性もあります。


これらのソフトは、自動的な更新設定が可能です。
新しいバージョンが発表された場合に自動的に更新されるように設定しておくべきです。



3.怪しいメール、Webサイトなどに気をつけること


いかがわしいメール、怪しいメール、変なWebサイトなどには気を付けるべきです。


これはリアルな状況では全く当たり前のことです。


道を歩いて、全く知らない人から話しかけられたら、あなたは警戒するでしょう。
知らない人から電話で100万円当選ですと言われたら、あなたは疑うでしょう。


ネットでも同じです。
怪しいものは、怪しいし、
突然、降って涌いたような幸運なことも起きません。


全く知らない人からのメール、
100万円当選とか性的な誘いのメールなどは、
むやみに開かない方がいいです。


世の中には、そんなに上手い話はありません。


メールのタイトル、内容を見て、
怪しいなと感じれる感性を身につける必要があります。


リアルな世界では、
道ですれ違う人が変なだなと思ったときには近づかないでしょう。
人は生きていく過程で、変だなと感じる感性も身に付けているはずです。


これと同じで、現代のような情報化の時代には、
メール、Webサイトなどを見たときに、
変だな、おかしいな、近づくべきじゃないな
という感性を身に付ける必要があります。


これも情報化社会での生きる術です。
非常に難しいことですが、この感性を身につけないと、
現代の情報世界は生きていけません。



ネットでの発言には気をつけること


PCのセキュリティという分類とは違いますが、
ネットでの発言、Twitter,Blogなどでの発言には気をつけること。


Twitter,Blogなどで、
誰でもが簡単に自分の意見を表明することが出来るようになりました。
素晴らしいコミュニケーション手段だと思います。


但し、発言には気をつけないといけない。
ここ数年、Twitterなどでの発言が
倫理的に問題だということで、叩かれるケースがあります。


アルバイトしていたホテルに有名人が来たことを
Twitterで流してしまって、
あちこちから叩かれる事件などが多発しています。


これは井戸端会議の感覚で、
友達に自慢するように、
Twitterに流してしまった話が
営業上の機密事項だろうと叩かれるケースです。


匿名だから自分のことは判らないだろうと思っていても、
あちこちの情報をつなぎ合わせると、
個人を特定できます。


ひどい時には”サラシ”と言う目にあって、
自分だけでなく、家族、勤務先、学校の情報、顔写真なども公開されてしまい
大変な目にあいます。


ネットでの情報発信には、充分気をつけるべきです。