要求定義ではビジネス的説明もすべきだし、画面と遷移は絵コンテで説明べき

久々に海外とのテレコンに参加。
現状での画面と動作を
SkyPEで話しながら、画面共有サービスで確認。


海外とのシステム開発では
SkyPE、画面共有サービスを使うのは当たり前のようだ。


気になった点があった。


画面のイメージから、表示項目、画面遷移まで
開発元が自分で考えて作成しているようだった。


始めに要求を説明するときに、
画面の感じを図にして、
このボタンをクリックすると、どの画面に遷移して
などと、絵コンテで確認しておけば、
次は、可也出来った状態の画面で確認できるのではと感じた。



また、銀行からの入金情報画面があったが、
先方は処理を理解していなかった。


この場合の銀行の入金情報は、
請求情報と突き合わせて、
入金のあった請求を完了とする、
消込処理をしなければいけない。


日本のビジネスを知っている人では
当たり前だが、
海外では口座振替での支払処理を理解していないはず。


システム機能を要求するだけでなく、
そのビジネス的目的、処理なども説明するべきだろう。
そうすれば、相手はどういうシステムが必要か判るはずだ。


海外にシステム開発を依頼する場合には、
要求に関係する処理はビジネス的な説明が必要。
画面と画面遷移、処理などのシステム的な説明だけでは
処理全体の理解は難しいだろう。


これは海外への開発依頼時だけでなく、
本当は日本国内での依頼でも同じ。
当たり前と思っている処理でも、
他業界、他業種、他社の人では知らないことが多い。


処理を理解しているか確認するか、
ビジネス概要の説明を入れるかした方が良い。



以前読んでいた要件定義書にローミングという章があり、
少々のシステム処理しか書かれていず、
何をしたいのか判らなかった。
一緒に作業していた人と、何をしたいのかなと話しをしていた。


同僚も私も、電話会社のシステムの経験があり、
ローミングは携帯電話のローミングしか知らなかった。


その後、その顧客のユーザ向けパンフレットを確認し、
自宅外からインターネットに接続するサービスを
ローミングと呼んでいることが判明した。


この程度の簡単な説明でも、システム的に必要な機能は想像できた。