意外な作品だった 鳴海 章の『月のない夜』

△ 月のない夜


以前数冊読んだ鳴海 章の作品。
バックカバーの宣伝文句で読み始めた。

解雇、家庭崩壊・・・人生の陰の部分に追い込まれていく男の中で、何かが弾け飛ぶ。怖いものはなにもないのだ。そして・・・！

この文句から、話の後半のどんでん返しで、
ハードボイルドに突入と思って読み始めた。


左前の会社の営業課長、
元部下の女性と不倫、
奥さんと不仲、
など、始めからハードボイルドの主人公かなと思っていた。


どんでん返しが、全く想像と違って、
期待と違う。


まあ、小説としては面白いのかも知れないが、
ハードボイルドを期待していると違っていた。