久々に数学の本を読んだ 零の発見

○  零の発見―数学の生い立ち (岩波新書)


昔は数学大好きで、数学の本を沢山読んだのだが、この本を読んだことがなかった。


暗号の本で、この本にふれていたので、図書館で借りて読んだ。


零の発見は素晴らしいことでということは
他の本でも読んでいた。


何もないことを”ゼロ”として現したことが凄いと言うことかと思っていた。
ゼロを位取りで利用したことのメリットだった。


百一などと書くと判り難いが、
101と書くと、
見て直ぐ判ること、
筆算も簡単にできること
などが、”ゼロ”の発見(利用)の偉大さだという。
確かにと思う。


零の発見により、
・表記方法
・計算方法
が便利になり、現在の文化につながるという説明。


ローマ数字などと比べると、
確かに一目瞭然で、計算も判り易い。


この本は昭和14年に最初の出版。
戦前だ。
昭和31年、昭和53年に改訂されている。
凄いロングセラー。


”数学を材料とした通俗的読み物集”として執筆され
”零の発見”と”直線を切る”の2部構成。


自分では数学への興味が失せたのか
零の発見を読み終えて、2部目はあきらめた。