午後三時のルースター / 垣根涼介

この本が、垣根涼介さんの最初の作品だそうだ。
参考:http://www3.ocn.ne.jp/~kakine/profile.html


サントリーミステリー大賞と読者賞というのを受賞しているとのこと。
こういう賞を受賞するくらいなので、面白い。


ベトナムで行方不明になった父親を探しにいく少年の話。
他の作品と同じく、ぐいぐいと読み手を引き込んでいく話の持って行き方。
話の設定も面白く、非常に面白い楽しめた。


他の作品は、南米が多く出てくると思ったが、これはベトナム
南米が特にすきなのかと思ったが、アジアも好きなのか?
小説家の前は、商社、旅行会社に勤務とあるので、
アジア、南米を回ったのだろう。
各地の様子が可也細かく描かれている。


他の作品、他のハードボイルド作家と同じく、
車、拳銃などの小道具がふんだんに使われている。


垣根涼介さんの作品を立て続けに読んだが、
この作品よりは、ワイルド・ソウルヒートアイランドの方が好きだ。
ギャングスター・レッスン はお薦めしない。


次に読みたいのは、ラティーノ・ラティーノ!―南米取材放浪記
ハードボイルドでないようだが、垣根さんの作品に南米が多く出てくる理由が判りそう。


垣根涼介 公式サイト http://www3.ocn.ne.jp/~kakine/index.html
Amazonから:午後三時のルースター