クレイジーヘヴン 垣根 涼介

クレイジーヘヴン


田舎町の旅行会社社員が、
中年ヤクザを殺してしまい、
その情婦と暮らし再度事件を起こしていく話。


何時もの垣根さんの作風と違う。
非常に生臭く、性描写も凄い。
何時もは大人しい青年が、
偶然に湧き上がる怒りで、暴力を振るうシーンは
垣根さん風だが、
全体の話は、ヒートアイランドやワイルド・ソウルとは違う。
南米、海外の話は全く出てこない。
ハードボイルドというより、バイオレンス・ノベルの感じ。


2003年10月から2004年10月まで4回に別けて
月間ジェイ・ノベルという雑誌に連鎖された作品。


立て続けに垣根さんの作品を5作読んだが、私の好みは以下の順
1位:ワイルド・ソウル
2位:ヒートアイランド
9位:クレイジーヘヴン
20位:ギャングスター・レッスン
番外:ラティーノ・ラティーノ!―南米取材放浪記旅行記なので番外


今夜から君たちに明日はないを読み始めた。