2010-02-06 化身 / 渡辺 淳一 書籍 渡辺淳一 △ 化身〈上〉 化身〈下〉 50歳過ぎの離婚した中年男の25歳くらいの若い女性との恋話。 以前読んだ渡辺淳一の”うたかた=>失楽園=>愛の流刑地”の流れの小説か と思って読んだが,この流れまでは行き着いていない。 一度,上巻の途中で読むのを止めたが, 再度最後まで読んでみたが,イマイチ。 中年男が若い女の子に尽くして尽くして行くが, 最後には飽きられるという他愛無いというか通俗的という感じの小説。 ”うたかた=>失楽園=>愛の流刑地”の流れのような 愛が昇華して死に至る的な話ではなく, 主旨が判らない話だった。 まあ,これで渡辺淳一さんもう読まなくなるかな。