人間の本能から解く広告作り　欲しいほしいホシイ

◎　欲しいほしいホシイ-- ヒトの本能から広告を読み解くと / 小霜和也

副題”ヒトの本能から広告を読み解くと”にあるように
太古からの人間が生き延びてきた過程で遺伝子に染み付いた
人の好き嫌いなどの感覚を考えた、コピーライト/広告の理論展開。

何故人は花が好きで、蛇は怖いと思うのかという例から話が始まる。
読めば読むほど、納得する説明。

コピーライター、広告制作者として有名な著者のようだ。

誰かのブログに”広告業界の人には必須の本”と書かれていたが
広告業界だけでなく、
もっと広い意味でのマーケティング全般に適用できる話だと思う。

何回も進化心理学という言葉を出てくるので、
どうも進化心理学という心理学分野では、
この手の話を研究しているのかも知れない。

ブログで紹介されていたので、図書館で借りて読んだが、
手元に欲しく、Amazonで注文した。

手元に置いて、マーカーで線を引きながら読んだほうが良い。

内容は素晴らしいのだが、
話的に説明していくので、
もう少し論理的に、順番立て手説明されていれば、実践しやすいのだが。
誰かが方法論としてまとめるのだろう。

しかし人間の深層心理というのか、感情の元を解き明かす学問の進歩は凄い。
それで、コントロールも可能かと思うと、少々怖くもある。