1948年のロサンゼルスの黒人の様子が判る探偵小説

◎ ブルー・ドレスの女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)


先日見た映画 青いドレスの女 が面白く、
原作も良いのではと図書館で借りて読んだ。


あらすじは、映画も本もほぼ同じだが、
終わりが少々違う。


映画よりも本のほうが、状況が細かく、
1948年のロサンゼルスの黒人、黒人街、戦後の様子などが判り易い。


自宅、バーなどロサンゼルスのあちこちが舞台になっている。
住所、通りの名前などで場所を調べようと思ったが、良く判らない。
ワッツ地区と言われる辺りで、
105で110の東の北側のエリアのようだ。
地図も付いていると面白いと思うのだが。


しかし、思ったとおりに素晴らしい小説でした。


著者ウォルター・モズリイのデビュー作で
アメリカ私立探偵作家クラブ賞、
英国推理作家協会賞新人賞を受賞という作品だそうだ。


結構作品はあるようだが、
Amazon.co.jpで調べると、
ウォルター・モズリイ作品は、
6作品しか翻訳されていないようだ。


今度は何を読むか?